食育って言葉は聞くけど具体的にどういうことなの?
食育とは「食」に関わる経験や知識と、バランスのよい「食」を選択する力を身につけ、健全な食生活を実践できる力を育てること
言葉では聞くけど内容までは理解していない人が多いのではないでしょうか?
食育とは
- どんな食べ物があるのか
- どうやってできるのか
- 誰が作っているのか
- なにを食べたら体は元気になるのか
- みんなで一緒にご飯を食べた方が良いワケは
ざっくり説明するとこんな感じです。
食事の大切さや楽しさを子どもに教えてあげようってことですね。
子どもにとって『食育』は健康な体と、心を育てるとても大事なものです。
難しく考える必要はありません。
普段やっていることを少し変えてあげるだけで、これからの子どもの成長に大きな変化を与えていきます。
食育が必要な理由
今はどこにでもジャンクフードの店がありますよね?
手軽に食べられる一方で、野菜不足や、高カロリー摂取などが問題視されています。
子どもの生活習慣病も増えています
朝食を食べなかったり、ご飯を1人で食べたりすると嫌いなものは食べませんよね。
好き嫌いをすれば栄養バランスが偏り、健康な体をつくることもできなくなります。
食事はただ空腹を満たすためにあるのではありません。
大切な要素がたくさんあり、子どもの成長の土台をつくっているのです。
そのためには親が正しく理解し、教えてあげる必要があります。
明日から実践できる食育
『食育』は学校の給食や、地域の活動でも育まれますが、僕は家庭の食卓こそが重要だと思っています。
たとえば、自分が1回の食事でどのくらい食べられるのか?なんていうのも家庭で覚えていきます。
自分の食べられる量がわかってくると、食べ残しが減っていきますよね。
これも『食育』なのです。
家族で食事をする
これが1番大切です。
ココがポイント
- 食事はコミュニケーションの場
- 食事のマナーや、誰かと一緒に食事をすることの楽しさを学んでいく
誰かと一緒に食事をしている子どもは、してない子どもと比べてコミュニケーション能力が高い傾向があります。
しっかり朝食を食べさせる
朝食は1日のエネルギーであり、1日のリズムを整える役割があります。
注意ポイント
「時間がないから」、「出しても食べないから」という理由で朝食を食べさせないのはダメ。
3食しっかり食べて、よく遊び、よく寝て、また朝食を食べるというサイクルを身につけましょう。
基本はご飯、主菜、副菜、汁
昔からある一般的な食事スタイルです。
なるべくご飯、主菜、副菜、汁を作ってあげましょう。
ポイント
主菜は肉魚、副菜や汁は野菜類、海藻類、豆類、キノコ類など色々です。
栄養のバランスを考えて食卓に出しましょう
しっかりと主菜、副菜、汁があることで、色々な食材、料理、調味料に触れることができます。
意識的に体に必要な栄養を理解してけるのです。
行事食や季節を感じる料理、旬の食材を使うことで、季節を感じとれる豊かな感性が育っていきます
食事を見て、触って、味覚や匂い、音、見た目、歯ごたえなど、五感を使っておいしさを感じていく経験が大切なのです。
買い物に連れていき、食材を見せてあげる
ゆっくり見れないからと子どもはカートに乗せて、さっさと買い物を済ませていませんか?
ポイント
一緒に見て周ることで、いつも食卓に並んでいる料理はどんな食材からできているのか?を理解することができます。
他にも、魚や肉売り場を見ることで、何かの命を奪って、それを食べていることを理解し感謝の気持ちが芽生えて食べ物を粗末にしなくなります。
一緒に料理をつくる
小さいうちは見せているだけや、かき混ぜるだけなどの簡単な手伝いでもいいです。
回数を重ねていくと、料理をつくってくれた人への感謝の気持ちを持つようになります。
料理の工程や調味料の意味、器具の使い方などを覚えていき、自分が大人になったときに料理をすることへ繋がっていきます。
自分で育て、収穫し食べる
室内でミニトマトなどでいいんです。
自分が育てたものを、収穫し食べるというのがとても重要なんです。
「食材は誰かが作っている」ということを知ることで、生産者への感謝の気持ちが芽生え、野菜嫌いの克服にも繋がります。
まとめ
色々と説明しましたが、無理のない範囲でやってみてください。
大人になると誰かと一緒に料理を作ったり、一緒に食事をしたりすることは減っていきますよね。だから子どものころの「食育」が重要なんです。
子どものうちに、食に関するたくさんの経験をさせてあげましょう。