子どもが食事中くちゃくちゃ音をたてて食べる。
汚いから直したいけどどうやったらいいの?
くちゃくちゃと音をたてて食べられると、我が子とはいえイライラしますよね。
お友だちと出かけても、食事のたびにやられては周りの目も気になります。
ましてや学校で、それが原因でいじめられたらと思うと心配です。
しかもこの食べ方は自然には直りません。
子どものうちに直してあげないと、大人になってからでは周りは注意しにくいものです。
我が子が恥をかかないためにも、原因をきちんと理解して今すぐ直してあげなければいけませんね。
子どもが音をたてて食べる3つの原因
くちゃくちゃと音がするのは、口を開けて食べているからです。
直すには口を閉じて食べる習慣をつけさせなくてはいけません。
1. 音を楽しんでいる
食べている音を楽しんでいます。
くちゃくちゃリズミカルな音が心地よくなってしまっているわけです。
子どもは自分が楽しいことは、他人も楽しいと思っています。
相手が不快に思っていること、自分以外の人間が違う考えを持っていることをおしえてあげる必要があります。
2. 口に詰め込み過ぎ
食事の時間を早く終わらせようとする子どもに多いです。
早く食べたい理由は簡単です。
早く遊びたいから。
注意ポイント
親が先に食べ終わってしまうと、子どもは早く一緒に遊びたいので1度にたくさん口にいれて食べようとします。
子どもより先に食べ終わらないようにする。
1度に口に入れる量が多い場合、どうしても自然と口が開いて音がしてしまうものです。
口呼吸になっている
鼻が詰まっていて、口呼吸になっていることがあります。
鼻で息ができないので、大きな口を開けながら食べてしまうのです。
慢性的な鼻づまりの場合は、耳鼻科で相談してみたほうがいいかもしれません。
今すぐ直す方法
自然に直らないなら親が教えなくてはいけませんよね。どうやって教えていけばいいのでしょうか。
具体的な例を出して注意する
「くちゃくちゃうるさい」
「汚いからやめなさい」
「恥ずかしいからやめなさい」
こんな怒り方では怒られていることは理解できても、なんでいけないのかまでは理解できません。
言ったときは止めても、また次のときにやり始めます。
なんでいけないのかを理解していないと、親の気を引こうとわざと大きな音をたてるようになってしまいます。
きちんと具体的な例を出して教えてあげましょう。やめさせるためなので、多少大げさに言っても大丈夫です。
「くちゃくちゃ食べていると、周りのお友だちが口の中を見て汚いと思うんだよ。きっとお友だちも〇〇ちゃんのことキライになっちゃうよ。」
「口を開けて食べていると、虫が飛んできたとき、ご飯と一緒に食べちゃうんだよ。そんなのイヤでしょ?」とかです。
具体的な例を出されたことで、音をたてて食べるとイヤなことがあると認識できるようになります。
ココに注意
あまり頻繁に注意し過ぎると、食事の時間そのものがキライになってしまいます。
1日に注意する回数を決めておきましょう。
親が実際に子どもの耳元でやってみる
自分の音は気にならないけど、他の人にやられるとイヤな気分になります。
子どもの耳元で大きな音をたてて食べてあげましょう。きっと子供も「うるさい!!」と言うはず。
たまに遊びと勘違いして喜ぶ子がいます。そのときは、すぐにやめましょう。
きちんと褒める
親が注意したあと、子どもは一時的に口を閉じて食べるはずです。
そのときに必ず褒めてください。
『注意したんだからやって当たり前』ではなく、『きちんと言ったことができている』ということを褒めましょう。
子どもというのは褒められるのが大好きです。
できたことが褒められると、自信になり自発的に口を閉じるようになっていきます。
最後に
親にクチャラーがいないことが大前提の話です。親がやっていれば、いくら注意をしたところで直りませんので。
子どもが恥ずかしい思いをしないように、食事のマナーをきちんと教えてあげなければいけませんね。