家庭で手軽に真空包装ができる『真空パック機』。
空気に触れさせないことで食品の酸化を遅らせ、味や鮮度を保つことができます。
使いきれなかった食材を小分けで保存したり、低温調理や真空調理が自宅で簡単にできるのも特徴です。
とはいえ、「真空パック機があれば便利」とわかっていても、
- 使い方が難しい
- 音がうるさい
- キッチンで邪魔になる
- お手入れが面倒
なんてところが気になりますよね。
そこで今回は、『HAGOOGI(ハゴオギ)のワイヤレス真空パック機』を購入し、使い心地を検証してみました。
操作やお手入れも簡単だし、家庭で使うなら十分満足できるよ。
もくじ
HAGOOGI(ハゴオギ)ワイヤレス真空パック機の特徴
本体サイズ | 390mm×85mm×60mm |
本体重量 | 約870g |
充電ケーブル | USB (Type-C) |
メーカー保証期間 | 12ヶ月 |
付属品 | 真空袋(10枚)、USBケーブル(Type-C)、脱気ホース、説明書、 |
ハゴオギのワイヤレス真空パック機は、充電式で場所を選ばず使えるのが特徴です。
本体には「汁物」「乾物」「シール密閉」「手動脱気」4種類のボタンがあります。
ボタンを押すだけで真空できるので、機械が苦手な人でも安心。
専用キャニスターがあれば、脱気ホースで容器内を真空状態にすることも可能です。
専用キャニスターは残念ながら別売りです。
真空袋が10枚も入っているので、届いてすぐ使えます。
さっそく使ってみたよ。
HAGOOGI(ハゴオギ)のワイヤレス真空パック機をレビュー
ここからは、HAGOOGI(ハゴオギ)のワイヤレス真空パック機を実際に使って、レビューしていきます。
丸みのある可愛らしいデザインで、真空パック機っぽくないのが良いですね。
想像よりもコンパクト&軽量なので、持ち運びもスムーズ。
まずは充電してから使うよ。
付属品のUSBケーブル(Type-C)で充電
本体後部の差込口にUSBケーブル(Type-C)を接続し、充電を開始します。
ランプが赤→緑になれば充電完了です。
充電が満タンになるまで、約40分かかりました。
ワンタッチで真空状態に
真空パック機の使い方はとてもシンプル。
まず食材を真空袋に入れます。
本体の上部を開き、真空袋をのせましょう。
本体の両端を抑え、カチッと音がなるまで閉めます。
本体をロックするのに意外と力がいるから注意!
水分がある食材なので、「汁物」を押して真空。
真空が始まると音がしますが、想像していたより静かでした。
テレビを見ていても気にならないくらい。
脱気後は「シール密閉」が点灯し、消灯すれば真空完了です。
本体の両端にある出っ張りを押し、真空袋を取り出します。
真空状態になっているので、生臭さも全く感じません。
たしかに簡単だわ。
食材に合わせた真空が可能
真空パック機には、「汁物」「乾物」「シール密閉」「手動脱気」の4つがあり、それぞれ脱気の量(空気が抜ける量)が違います。
「汁物」は、魚や肉、硬さのある野菜、フルーツなどの水分を含む食材を真空しましょう。
「汁物」で真空するのにかかった時間は、約14秒でした。
「乾物」は脱気の量が多いため、水分がまったくない食品を真空するときに使います。
「乾物」で真空するのにかかった時間は約20秒。
先端が尖っている食品だと、破ける可能性があるから注意!
「シール密閉」は、袋内の空気をそのままにして真空します。
脱気中に形が崩れてしまう食材、スープなどに使うのがオススメです。
真空袋以外でもシール密閉できました。
「シール密封」で真空するのにかかった時間は約6秒でした。
「手動脱気」は、ボタンを押している間、袋内の空気を抜き続けます。
脱気の量を自分で調節できるので、かなり便利。
たとえば食パンを「汁物」で真空すると圧縮され過ぎて、形が崩れてしまいます。
そんなときに「手動脱気」を使えば、ちょうど良い真空加減に。
個人的には、「手動脱気」が一番使いやすいかな。
真空袋を使いやすいサイズにカットできる
真空パック機の上部には、カッターナイフが内蔵されており、真空袋のカットも簡単にできます。
カッターナイフには手が届かないので、指を切る心配もありません。
ますはカットホルダーに真空袋を通し、元の位置に戻します。
カッター部分を押しながら、左にスライドさせます。
簡単に真空袋をカットできました。
両側が開いている真空袋の片側をシール密閉すると、真空袋が2枚に。
小さいものを真空するのに、袋が大きいままだと無駄だからね。
真空調理もできる
せっかく真空パック機を購入したので、煮魚を真空調理で作ってみましょう。
酒、みりん、しょうゆ、砂糖を鍋で沸かし、一度冷まします。
熱いまま真空すると溢れちゃうよ。
真空袋に生魚とタレを入れ、「手動脱気」で真空。
お湯を張った鍋に入れ、弱火で30分。
お湯から取り出し、お皿に盛りつけるだけ。
しっかり味もしみてて、なにより洗い物も少ない!
つぎは、ローストビーフに挑戦。
フライパンでお肉に焼き色をつけます。
粗熱がとれたら真空します。
鍋でお湯を沸かし、お肉を入れたら火を止め、15分待ちます。
絶妙な火のとおり加減。
ゆっくり加熱されたから、お肉がやわらかい。
汚れてもトレイを外して洗うだけ
真空パック機の中央には、液体などがこぼれたときのためにトレイ(溝)があります。
もし液体や粉物がこぼれてしまっても、トレイを外して洗うだけ。
片付けが面倒だと扱いにくいですが、この真空パック機ならお手入れも簡単ですし、衛生面も安心ですね。
冷蔵庫に貼り付けて収納できる
真空パック機の裏面には6つのマグネットがついており、冷蔵庫に貼り付けて収納できます。
これなら収納場所にも悩みませんし、使いときに取り外すだけ。
しっかりくっついて、全然落ちないよ。
真空袋のランニングコストがかかる
個人的にはお気に入りの真空パック機ですが、どうしても袋のランニングコストがかかります。
「真空パック機って使うたびにお金がかかるの?」と思うかもしれませんが、残念ながら袋がないと真空できません。
とはいえ、ハゴオギの真空パック機には、専用の真空袋がありません。
メーカー以外の袋が使えるので、コストは最小限に抑えられますね。
安いときにまとめ買いしておくのがオススメ。
HAGOOGI(ハゴオギ)ワイヤレス真空パック機のレビュー|まとめ
HAGOOGI(ハゴオギ)ワイヤレス真空パック機は、家庭で手軽に真空包装ができます。
実際に使用してみるとデメリットもありましたが、軽量なので女性でも扱いやすく、料理の幅も広がります。
- 気づいたら冷蔵庫の食材が傷んでいる
- 食材を美味しく長持ちさせたい
- 料理のレパートリーを増やしたい
と考えているなら、買って損はないと思いますよ。