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フランス料理の本って種類が多くて悩む。
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本の値段が高いから買った後に後悔したくない!
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自分にレベルに合った、フランス料理の本が知りたい。
フランス料理はとても歴史が古く、奥が深いです。
だから一般の料理本と比べると値段も高いです。
それに本の種類も多く、初心者には理解できない専門書のようなものもあります。
フランス料理の知識が浅い初心者には、大量にある本の中から自分に合った1冊を選ぶことは難しいです。
せっかくお金を払って買ったのに、「難しくてわからなかった」なんてことは避けたいですよね。
こんな人におすすめ
- 自分のレベルに合ったフランス料理の本を探している
- 種類が多くて、どれから買ったらいいかわからない
- プロがおすすめするフランス料理本が知りたい
この記事では初心者、中級者、上級者ごとにレベルに合った『おすすめ本』を紹介していきます。
僕はフランス料理に関する本を50冊以上持っています。
もくじ
持っておくべきフランス料理の本!
初心者から上級者まで、あなたのレベルに合ったおすすめのフランス料理本を紹介していきます。
フランス料理本【初級】
初心者の方は、まずフランスの基本を覚える必要があります。
- 牛刀やペティナイフの使い方
- 食材の切り方
- ブイヨン、フォン、ジュとは?
- フランス料理はどんな食材を使うのか?
- ソテー、ポワレなどの基本的な調理法
いちばんやさしい フランス料理
- 本の内容
コース料理の順番と解説
基本のだし汁(ブイヨン、フォン、ジュ)の取り方
簡単な料理とソース
フランス料理でよく使う食材の説明
デザート
『いちばんやさしいフランス料理』のタイトル通り、写真が多くて、とてもわかりやすく丁寧に説明されています。
料理自体の難易度が低く設定されており、専門的な難しいものは省かれているのが特徴です。
また、特殊な器具をほとんど使わないので家庭で再現できるものが多いです。
「ル・マンジュ・トゥー」谷 昇のおいしい理由。フレンチのきほん、完全レシピ
- 本の内容
包丁の使い方
食事の切り方と下処理の方法
肉と魚の基本的な調理法
デザート
ソースがあまり登場しませんが、それでも食材の調理法を細かく説明しています。
なぜこの調理法をする必要があるのか?まで丁寧に解説してくれるので、初心者でも理解しやすいと思います。
また、1つ1つの工程に写真があるので、簡単に調理をイメージできるのもおすすめです。
『いちばんやさしい フランス料理』と同じように、特別な材料や調理器具を必要としないレシピで、家でも簡単に作れます。
ちなみにKindle Unlimitedだと30日間無料で読めるので、気になる人は購入前に登録してみてもいいかもしれませんね。
30日を過ぎると自動更新されるので、使う予定がないなら早めに解約するのがオススメ。
中級者におすすめ
フランス料理のソースに欠かせない食材
『エシャロット』や『シャンピニヨン』。
だし汁の『ブイヨン』や『フォン・ド・ヴォー』、『フュメ・ド・ポワソン』。
これらがどんなものなのか知っている人は、中級者でいいと思います。
基礎からわかる フランス料理
- 本の内容
野菜、肉、魚の下処理
フォンとソースの作り方調理法ごとの解説(ソテ、ポワレ、ムニエル、ポシェ、ブレゼ、ラグー、コンフィなど)
オードブルや付け合わせの作り方
フランス料理の基本的な作り方
辻調理師専門学校が監修している料理本です。
基本の下処理から調理法まで完全に網羅されています。
それなりの値段はしますが、フランス料理のほぼ全ての基礎が詰め込まれた1冊です。
- 工程ごとの写真の多さ
- 作業ことの詳しい解説
- 完成された料理の美しさ
他の料理本と比べてわかりやすさを重視しているので、これからフランス料理を勉強しようと考えているなら、持っておきたい1冊です。
上級者におすすめ
フランス料理の特徴は
- 盛り付けの美しさ
- 調理法の多様性
- ソースの豊富さ
盛り付け、肉の火加減、食材の組み合わせ方、ソースの絶妙な味付けなどは独学では限界があります。
プロたちの技術を真似するところからスタートしていきましょう。
それがあなたの感性を育てることになり、やがて自分のオリジナリティがある料理を作っていけるのです。
はっきり言って、かなり内容が深いです。ある程度の知識がない人には、おすすめしません。
自由な発想で素材をいかす オードブル・バイブル
- 本の内容
皿の余白も意識した盛り付けの美しさ
前菜とは思えない斬新な料理
意外な食材の組み合わせが起こすマリアージュ
マリアージュとは異なる2つの食材が1つにまとまり、新しいものになること。
12人の有名シェフたちがフランス料理、イタリア料理、中華料理、ペルー料理のオードブルをまとめた1冊です。
シェフたちのオリジナリティ溢れる作品は、どれも独創性に溢れ参考になります。
肉の火入れ フランス料理のテクニック
- 本の内容
肉の適切な下処理方法
肉の状態の見分け方
肉の状態ごとの調理法
部位ごとの調理法
これぞプロのための『食肉の専門書』です。
まさにプロの技といえる絶妙な肉の火入れ方は、読むだけでも参考になります。
調理法もローストやブレゼ、コンフィなどもあり、これ1冊で肉の知識と技術は必ず向上します。
ソースのすべて
- 本の内容
フォンとジュの取り方
クラシックなソースの正しい作り方
クラシックを派生させたソース
これほど多くフランス料理のソースが書かれている本は他にありません。
ベースとなるフォン、ジュの取り方やソースの作り方も写真付きで丁寧に解説されています。
聞いたことも見たこともないソースに、必ず驚くことでしょう。
これぞ『ソースのすべて』というタイトルに相応しい1冊です。
最後に 本の意味を理解する
今回紹介した本は、どれも参考になり新しい知識として役立つものばかりです。
値段に見合った内容だと断言できます。
しかし、勘違いしないでほしいのは、知識だけでは美味しい料理は作れません。
挑戦と失敗を繰り返してこそ技術は向上していきます。
知識と技術を併せ持った人が、美味しい料理を作ることができるのです。