- 家庭でできる美味しいステーキの焼き方が知りたい
- 市販の安いお肉を美味しいステーキにしたい
- 自分の好きな焼き加減に焼いてみたい
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こんな悩みを解決します。
ステーキって「焼くだけで簡単」ってイメージがありますよね。
でも、適当に焼いただけだと肉汁もでないし、固くなってしまいませんか?
実は、肉汁たっぷりの美味しいステーキを焼くには7つのコツがあります。
- 鉄のフライパンを使う
- 事前にお肉を常温に戻しておく
- 直前に塩コショウをする
- 油の代わりに牛脂を使う
- 強火で一気に焼く
- 余熱で火を通す
- 斜めにカットする
この焼き方をすれば、市販の安いお肉でもジューシーに仕上がります。
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実際にお店で出している焼き方なので、確実に美味しくできます。
この記事の内容
- まずは焼き加減の種類を知っておこう
- 誰でもできる!『OKサイン』で焼き加減の確認
- 7つの焼き方!理由をわかりやすく解説
![](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/04/%E3%81%93%E3%81%AE%E8%A8%98%E4%BA%8B-1.png)
もくじ
ステーキの焼き加減
![ステーキの焼き加減](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/20181215235156-1-1.png)
まずはステーキの焼き加減から説明していきます。
一般的に知られているのは、「レア」、
「ミディアムレア」、「ミディアム」、
「ウェルダン」ぐらいだと思います。
でも、焼き加減は全部で10種類あります。
- ロー
- ブルー
- ブルーレア
- レア
- ミディアムレア
- ミディアム
- ミディアムウェル
- ウェル
- ウェルダン
- ベリーウェルダン
ステーキを焼く前に、どんな焼き加減にしたいのか探してみてください。
1. ロー(raw)
![ロー](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/raw-steak-1.jpg)
全く焼いていない完全に生の状態。
新鮮なお肉なら食べられるのかもしれませんが、絶対に焼いた方が美味しいと思います。
ちなみに16年以上フレンチシェフをしていますが、頼んでいる人を見たことがありませんw
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正直これを焼き加減と言っていいのか謎です
2. ブルー(blue)
![](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/blue-steak-1.jpg)
肉の両面、もしくは片面だけを数秒焼いた状態。
表面しか焼けていないので、内側は生です。
3. ブルーレア(blue rare)
![ブルーレア](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/blue-rare-steak-1.jpg)
ブルーよりも気持ち長めに、数十秒ほど焼いた状態。
表面に少し火が入っていますが、こちらも中心は生です。
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霜降りの和牛や国産牛のときに、ブルーレアで注文する人もいます。
4. レア(rare)
![レア](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/rare-steak-1.jpg)
中が赤く生のように見えるが、中心温度が55℃程度あり、少し火が入った状態。
このレアから提供しているお店が多いですね。
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生肉は食中毒の可能性がありますから。
5. ミディアムレア(medium rare)
![ミディアムレア](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/medium-rare-steak-1.jpg)
レアとミディアムの中間の焼き加減です。
中心温度は55℃程度で中身は薄いピンク色。
肉汁が溢れる焼き加減です。
個人的には、一番ステーキが美味しく食べられるのがミディアムレアだと思っています。
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霜降り肉でも、赤身肉でも美味しく食べられます。
6. ミディアム(medium)
![](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/medium-steak-1.jpg)
中心温度は65℃程度。
断面に白とピンクがちょうど良い割合である状態です。
お店で焼き加減を聞かれないときは、だいたいミディアムです。
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ここまでくると生っぽさを感じないので、生肉が苦手な人におすすめ。
7. ミディアムウェル(medium well)
![ミディアムウェル](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/medium-well-steak-1.jpg)
ミディアムよりも少し焼けた部分が多くなり、中も白い部分が多いです。
表面がしっかり焼かれるので、少し硬く感じることも。
8. ウェル(well)
![ウェル](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/well-steak-1.jpg)
しっかりと焼けた状態です。
中が白くなり脂が完全に溶けだしています。
![ヤユキ](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/01/yayuki-100x100.jpg)
妊娠中で"完全に火を通して食べたい"という人におすすめ。
9. ウェルダン (well done)
![ウェルダン](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/well-done-steak-1.jpg)
肉を9割ほど焼いた状態。
ほとんど肉汁は無く、固くなってしまうので霜降り肉などには向かない焼き方です。
![ヤユキ](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/01/yayuki-100x100.jpg)
ウェルダンで食べるなら赤身肉がおすすめです。
10. ベリーウェルダン(very well done)
![ベリーウェルダン](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/very-well-done-steak-1.jpg)
肉が完全に焼けた状態で、肉汁も全く出ません。
肉全体がかなり固く、「小さい子どもだと飲み込めない」なんてことも。
OKサインで焼き加減の確認
![OKサイン](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/4899607_s-1.jpg)
いざ自分で焼くとなると、焼き加減を判断するのは難しいですよね。
「ミディアムに焼きたかったのに、切ってみたらレアだった」なんてことになってしまいます。
そんなときは片手で『OKサイン』をして、焼き加減を確認してみましょう。
![OKサインで焼き加減の確認](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/original-1.png)
OKサインをするときの指と、そのときの親指の付け根の固さで判断できます。
焼き加減 | OKサインをするときの指 |
レア | 人差し指と親指 |
ミディアムレア | 中指と親指 |
ミディアム | 薬指と親指 |
ウェルダン | 小指と親指 |
個人差があるので、絶対ではありません。
あくまで目安です。
家庭でできる美味しいステーキの焼き方
![ステーキ](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/4784521_s-1.jpg)
まずは焼き加減。
ミディアムレアかミディアムがおすすめです。
肉汁がたっぷりなので、やわらかくジューシーに仕上がります。
美味しいステーキを焼く7つのコツは、
- 鉄のフライパンを使う
- 事前にお肉を常温に戻しておく
- 直前に塩コショウをする
- 油の代わりに牛脂を使う
- 強火で一気に焼く
- 余熱で火を通す
- 斜めにカットする
これ7つを守れば、今食べているステーキより確実に美味しくなります。
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市販の安いお肉でも、段違いに美味しくなりますよ。
step
1鉄のフライパンを使う
![鉄のフライパン](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/1336925_s-1.jpg)
美味しいステーキを焼くなら鉄のフライパンがおすすめです。
理由は、テフロンのフライパンより高温で調理でき、油の膜で焼きむらがなくなって、 しっかりと焼けるからです。
ゆっくり火を通していると、肉汁と旨味が流れ出て固くなってしまいます。
なので、美味しいステーキを焼くなら鉄のフライパンは必須アイテムです。
鉄のフライパンはくっつく?デメリットやテフロンとの違いも解説
step
2事前にお肉を常温に戻しておく
![サーロイン](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/4745901_s-1.jpg)
焼く30分前には常温に戻しておきましょう。
お肉が冷たいと、フライパンとの温度差で表面だけ焼けてしまい、中心まで上手に火が入りません。
step
3直前に塩コショウをする
![塩、コショウ](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/3298612_s-1.jpg)
お肉に塩コショウをするのは焼く直前です。
あまり前から塩コショウをしてしまうと、肉から水分が出て固くなる原因になります。
特にコショウは挽きたてが一番香りが引き立って美味しいです。
ペッパーミルがあったら文句なしですね。
【ペッパーミルは必要?】料理のプロがメリット、デメリットを解説
時短になって味も倍増!電動ペッパーミルのメリット、デメリット
step
4油の代わりに牛脂を使う
![牛脂](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/1674179_s-1.jpg)
油の代わりに牛脂を使うと、肉の周りがコーティングされ、水分と旨味を閉じ込めます。
ステーキがパサつくのを防ぐので試してみてください。
「牛脂」とは、牛の脂肪を精製して固めた食用脂です。
牛脂には独特の香りがあり、色は白や薄い黄色をしています。
![ヤユキ](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/01/yayuki-100x100.jpg)
スーパーのお肉売り場に置いてあり、無料でくれるところが多いです。
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5強火で一気に表面を焼く
![強火](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/4878031_s-1.jpg)
熱したフライパンに牛脂を溶かし、塩コショウをしたお肉の表面を一気に焼いていきます。
高温で表面を一気に焼くことで、肉汁と旨味を閉じ込めます。
1cmくらいの厚さのお肉を、ミディアムレア~ミディアムに仕上げるコツは
- 表面を強火で1分焼く
- 裏返して強火で1分焼く
- 弱火にして3分焼く
これを目安にしてください。
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6余熱で火を通す
![アルミホイルで休ませる](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/sniku-1.jpg)
焼いたステーキをアルミホイルで巻いて、余熱で火を通します。(休ませるとも言います)
基本的には焼いた時間と同じだけ休ませます。
さっき焼いたステーキなら表面が1分、
裏面が4分なので、休ませる時間は5分間です。
焼いたばかりのステーキは中心まで火が通っていません。
余熱で火を通すことで、自然と肉汁が全体にいきわたり、キレイなピンク色になります。
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7斜めにカットする
![ステーキを斜めに切る](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_1363-1.jpg)
余熱で火を通したら、ステーキを斜めにカットします。
斜めに切ることで縦に入った繊維を断ち切ることができ、口当たりが滑らかになるからです。
![ヤユキ](https://yayuki.com/wp-content/uploads/2021/01/yayuki-100x100.jpg)
焼き方だけじゃなくて、切り方も重要なんですよ。
まとめ ステーキは「焼くだけ」じゃ美味しくならない
ただ焼くだけでは、美味しいステーキにはなりません。
焼くときのポイント
- 鉄のフライパンを使う
- 事前にお肉を常温に戻しておく
- 直前に塩コショウをする
- 油の代わりに牛脂を使う
- 強火で一気に焼く
- 余熱で火を通す
- 斜めにカットする
を試してみてください。
霜降り肉はさらに美味しく、市販の赤身肉もジューシーに焼けるはずです。