- 包丁の欠けた刃が見つからない!
- 欠けた包丁は自分で直せるの?
- 刃が欠けていても使って大丈夫?
包丁は料理を作るときに必須キッチンアイテム。
しかし、刃の部分が薄いので、シンクの角にぶつけたり、力任せに硬い食材を切ったりすると、驚くほど簡単に欠けてしまいます。
刃の破片がみつからないままだと、誤飲やケガをしてしまう可能性があるので、とっても危険。
また包丁が1本しかない家庭では、刃が欠けた状態のまま使ってしまいがちですが、さらに自体を悪化させてしまうので絶対にやめましょう。
この記事の内容
- 包丁が欠けたときの対処法
- 欠けた包丁の直し方
- 刃が欠けた状態で使い続けると?
- 包丁ってどうやって捨てるの?
もくじ
すぐに包丁の欠けた部分をさがす
包丁の刃が欠けた場合は、すぐに破片をさがしましょう。
刃の破片は勢いよく飛んでいくので、広い範囲をさがす必要があります。
その際は、絶対に素手でさがしてはいけません。
手を切ってしまう可能性があるので、必ず軍手をしてからさがしましょう。
破片が見つからないなら徹底的に掃除をする
刃の破片が見つからない場合は、キッチン周りを徹底的に掃除しましょう。
破片捜しを後回しにしてしまうと、ケガや誤飲の可能性があり危険です。
破片が地面に落ちていると、足の裏をケガする可能があるのでスリッパも必須。
まずは掃除機をかけて、まな板やボール、フライパンなどは一度すべて洗いましょう。
調理中だった場合は、使っていた食材もすべて処分します。
「もったいないから食べちゃおう」と思うかもしれませんが、破片の誤飲は命にかかわるので絶対にやめましょう。
刃が欠けた状態で使い続けるのは危険
包丁の刃が欠けた状態で使い続けると、さらに刃こぼれする可能性があります。
刃の強度が低くなっているので、少しの衝撃で再び欠けてしまうことも。
同じことの繰り返し……
当然、刃が欠けている箇所は切れ味も悪いので、力を入れすぎれば、指を切ってしまう可能性もあります。
なので、包丁が欠けてしまった場合は、
- 直す
- 捨てる
のどちらかです。
欠けた包丁の直し方
刃の欠けた部分が小さい場合は、研ぎなおすことで元の状態にもどせます。
- 自分で砥石を使って研ぐ
- プロに依頼して研いでもらう
ただし、セラミック製の包丁は研ぎなおしができないので、諦めて処分しましょう。
自分で砥石を使って研ぐ
包丁を自分で研ぐ場合は、荒砥石で1時間ほどかかります。
しかし、今まで砥石を使った経験がない人だと、上手く刃が付かず「全然切れなくなってしまった」なんてことも。
砥石を使うときは、正しい研ぎ方を覚えてから始めるようにしましょう。
欠けた刃は『シャープナー』では直せません。
【プロの料理人が解説】シャープナーと砥石の違い!正しい使い方は?
プロに依頼して研いでもらう
自分で研ぐことができない場合は、専門のプロに研いでもらうのもアリ。
刃物の専門店やホームセンターで研いでくれることもあるのでチェックしてみましょう。
ただし、持ち運ぶ際は銃刀法に触れてしまう可能性があるので、包丁ケースなどに入れて安全に運ぶ必要があります。
また面倒なことは省きたい人は、宅配の包丁の研ぎなおしサービスを利用するのもおすすめです。
1,000~2,000円ほどかかりますが、新品のような状態になります。
ただし自社商品しか対応していないところもあるので、公式ページをよく読んでから利用しましょう。
包丁の捨て方
包丁の欠けた部分が大きかったり、直すのが困難な場合は処分してしまいましょう。
- 包丁の刃を新聞紙で包む
- 新聞紙をガムテープで止める
- ゴミ袋に入れる
- 油性マジックで「刃物危険」と書く
基本的に『不燃ごみ』として処理されますが、自治体によっては『金属ごみ』に指定している場合もあるので、事前に確認が必要です。
またセラミック製の包丁の場合は、陶器でできているため、『不燃ゴミ』なのか『陶器』として捨てるのかを確認しましょう。
包丁を欠けさせない4つのコツ
包丁を欠けさせないためには4つのコツがあります。
- 食材に合った包丁を使う
- 安全に保管する
- 横に力を加えない
- 完全に乾かしてから片す
どんなに愛着のある包丁でも、刃が欠けてしまえば使い物になりません。
刃が欠けるたびに研ぎなおしたり、買い替えたりしていてはお金も時間も無駄ですよね。
正しく使えば、包丁の寿命は驚くほど長くなります。
食材に合った包丁を使う
一般的な家庭では、三徳包丁や牛刀だけで、すべての食材を切っていますよね。
しかし、小さい野菜や果物を切ったり、硬い骨のある魚をさばいたりするのには不向きです。
食材が小さい場合はペティナイフや果物ナイフ、硬い骨がある魚をさばくときは出刃包丁を使いましょう。
安全に保管する
一般的なキッチンには、包丁を収納するスペースが備わっており、刃がむき出した状態で収納していている人も多いですよね。
しかし、包丁を収納スペースから出し入れするときに、刃をぶつけて欠けてしまうことが意外に多いです。
包丁を使うとき以外は、刃の部分を新聞紙や専用のケースなどで包丁を保管しておくと安心です。
横に力を加えない
包丁は縦の力には強いですが、横の力に弱いです。
しかし、硬い食材を切るときに、体重を乗せて左右に動かしてしまう人もいますよね。
包丁は前後に動かして使うことを前提とし、作られています。
切れが悪いからといって包丁を横に動かしてしまうと、刃先が歪んでしまい欠けの原因となるので注意しましょう。
完全に乾かしてから片す
包丁を使い終わったら水気をしっかり拭き取り、完全に乾かしてから収納するようにしましょう。
包丁は濡れたまま湿気の多い場所に収納してしまうと、すぐにサビびてしまいます。
サビた包丁は強度が落ちてしまうので、ちょっとした衝撃でも刃こぼれの原因になります。
直らない場合は新しい包丁を検討しよう
家に包丁が1本しかないのに、刃の欠けが直らない場合は、新しい包丁を買うことになります。
もちろんスーパーなどで買っても問題ないですが、頻繁に料理をする人なら、あまり安すぎる包丁はおすすめしません。
なぜなら値段の安い包丁は、刃の強度が低く、欠けやすいから。
安全性とコスパを重視するなら、刃にしっかりと強度がある包丁を選ぶのがベストです。
買い替えも減るし、切れ味も全然違うよ。
貝印などの有名メーカーの包丁なら、自社製品の包丁研ぎなおしサービスを請け負っているので、刃が欠けてしまった場合でも安心ですね。