キャビアといえば『トリュフ』『フォアグラ』に並ぶ、世界三大珍味として有名ですよね。
世界三大珍味はどれも希少な食材なので値段も高く、なかなか食べる機会がありません。
しかし、SNSを見てみると「ランプフィッシュというキャビアが1,000円で売っていた!」なんて投稿もチラホラ。
ですが、ランプフィッシュキャビアは偽物のキャビアです。
「キャビア」って名前なんだから、本物だと思いますよね。
偽物を食べて「本物のキャビアって、この程度の味なのか」と勘違いしてしまうのは、ちょっと恥ずかしいこと。
そうならないために、この記事では『誰でも簡単にキャビアの偽物と本物を見分ける方法』を紹介しています。
たった5秒で見分けられるよ。
もくじ
キャビアの偽物を5秒で見分ける方法
さっそく偽者のキャビアを5秒で簡単に見分ける方法を解説していきます。
偽物の見分け方は2パターンです。
- 原材料を確認する
- パンやクラッカーに押しつける
原材料を確認する
キャビアの瓶が手元にある場合は、原材料に『チョウザメ』と表記されているか確認しましょう。
キャビアはチョウザメの卵を加工したものなので、『チョウザメ』という表記がなければ偽物です。
しかし、お店で食べる場合は盛り付けた状態で提供されるので、原材料を確認できませんよね。
原材料を確認できないときは、つぎの「パンやクラッカーに押しつける」をためしてみましょう。
パンやクラッカーに押しつける
2つめの見分け方は、キャビアをパンやクラッカーに強く押しつける方法です。
キャビアはもともと黒色ですが、偽物は着色料をつかって黒くしています。
なので、偽物の場合はパンやクラッカーに強く押しつけると、着色料がにじんで黒くなるんです。
パンやクラッカーが黒くにじんだら偽物ってことだね。
もちろん他の食材でも代用できますが、真っ黒になるわけではないので、白い食材のほうがわかりやすいですよ。
クリームチーズやホタテ、白米などでも代用できます。
簡単な方法なので「このキャビアは本物?偽物?」と迷ったら、すぐにためしてみましょう。
キャビアの偽者と本物の違い
チョウザメの卵を使用しているものだけが本物で、それ以外はすべて偽物です。
ここからは、それぞれの味や食感、特徴などを解説していきます。
偽物のキャビア
キャビアの偽物は、ランプフィッシュという魚の卵を塩漬けにしたものです。
カサゴの仲間だよ。
ランプフィッシュの卵はもともと薄い肌色ですが、本物のキャビアに似せるため、着色料で黒く染めています。
真っ黒で粒の大きさもバラバラ。
食感は本物のキャビアより弾力があり、味はどことなく数の子に似ています。
また、聞き慣れない名前ですが、とくに希少な魚ではないので、50グラム1,000円程度で売られています。
本物のキャビアだと安くても20グラムで4,000円以上するよ。
本物のキャビア
本物のキャビアはチョウザメの卵を塩漬けにしたものです。
ちなみに見た目が似ているだけで、サメの仲間ではありません。
チョウザメは卵を宿すまでに10年近くかかり、1匹から採卵できるのも1㎏程度です。
また絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)なうえ、養殖も難しくその卵にはかなりの希少価値があります。
世界三大珍味なんて呼ばれるくらいだからね。
パールグレイや薄い灰色をしており、濃厚でクリーミーな味とさわやかな磯の香りが特徴です。
本物のキャビアの味を詳しく説明すると、かなり長くなってしまうので今回は省かせてもらいます。
気になる方だけ別記事を参考にしてみてくださいね。
ランプフィッシュキャビアはまずい?
ランプフィッシュキャビアは本物のキャビアと完全に別物なので、味や香りを比較することはできません。
しかし、食べ物として考えれば普通に美味しいです。
また、ランプフィッシュキャビアは『キャビアの代用品』『イミテーションキャビア』と呼ばれ、料理を美しくみせるためにレストランでも頻繁に使われています。
キャビアに見えるから写真映えするんだよね。
「本物のキャビアは高くて買えない」という人でも、手軽にキャビアの雰囲気を味わうことができます。
フランスパンハマり中!
— ほんままほ子ฅ^•ω•^ฅ (@honnmamahoko) February 5, 2022
バジルしらす♡クリームチーズ&ランプフィッシュのたまご♡ pic.twitter.com/xRmwGFTHRo
ランプフィッシュキャビアとカラスミの冷製カッペリーニパスタ
— ノディー (@noddy_urologist) March 15, 2022
ランプフィッシュでも十分美味しい😇 pic.twitter.com/jgrGmWF0xu
キャビアはキャビアでもランプフィッシュの嘘キャビアだよ!
— khryssa@EC運営はBtoBがいいよね (@Khryssa_Lyn) January 8, 2021
本物よりこっちのが好き😘♥ pic.twitter.com/FXAzxpyTFE
少し飾るだけで高級感がでるので、おつまみや、おもてなし料理にも最適。
キャビアの偽物と本物の違い|まとめ
キャビアの偽物を見分ける方法は2パターンです。
- 原材料を確認する
- パンやクラッカーに押しつける
そして、偽物と本物の特徴は以下のとおり。
偽物のキャビア
- ランプフィッシュの卵を塩漬けにしたもの
- 着色料で黒くしている
- 数の子のような味
- プチプチしたで弾力がある食感
- 値段は50グラムで1,000円程度
本物のキャビア
- チョウザメの卵を塩漬けにしたもの
- 色はパールグレイや薄い灰色
- 味は濃厚でクリーミー
- さわやかな磯の香り
- 値段は20グラムで4,000円以上
日本でキャビアといえばチョウザメの卵のことですが、ヨーロッパでは魚卵を総称してキャビアと呼ぶところもあります。
なので、海外ではランプフィッシュの卵のことをキャビアと呼んでも、間違いではありません。
ちょっとややこしいですよね。
まだまだランプフィッシュキャビアの認知度は低いですが、値段が手ごろなのでイミテーション(飾り)としては最適です。
もちろん本物のキャビアと味は違いますが、普通に美味しいですよ。
おつまみや、おもてなし料理にもピッタリなので、「キャビアの雰囲気を味わいたい」という人は、一度食べてみてはどうでしょうか。