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キャビアの味はまずい?美味しい?食感や食べ方をフレンチシェフが解説

キャビアといえば、トリュフ、フォアグラに並ぶ、世界三大珍味のひとつです。

スプーン一杯で数千円するほどの高級食材なので、食べたことがない人も多いはず。

それでも、テレビ番組で芸能人が「キャビア美味しい!」と言っているのを見ると、どんな味なのか気になりますよね。

この記事では、現役フレンチシェフの筆者が、キャビアの味や食感、食べ方などを詳しく解説しています。

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キャビアは濃厚な魚卵(ぎょらん)の味

キャビアはチョウザメの卵を塩漬けにしたもので、濃厚な魚卵の味と強い磯の香りが特徴です。

食感は一粒一粒に弾力があり、プチッと口の中ではじけた瞬間に、キャビア独特のうま味が広がります。

魚卵ということもあり、味を例えるなら、

  • いくら
  • とびこ
  • 筋子

と、少し似ています。

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キャビアはまずい?美味しい?

「世界三大珍味」と呼ばれるだけあって、キャビアは濃厚で味わい深い食材です。

ヤユキ

プチッと弾ける食感と磯の香りがたまらない。

しかし、実際にキャビアを食べて「しょっぱい」「美味しくない」と感じる人もいます。

理由はとても単純で、キャビアの食べ方が間違っているから。

キャビアは製造方法やランクよって味が変わるので、なんとなくテキトーに食べてしまうと「まずい」と感じてしまいます。

ヤユキ

実際にキャビアを食べた人の感想を見てみましょう。

ヤユキ

「まずい」「美味しい」がハッキリ分かれていますよね。

たとえば、味の濃いキャビアは他の食材と合わせて食べるのですが、それを知らなければ当然「しょっぱい」と感じてしまいます。

なので、キャビアを美味しく食べるためには、製造方法やランクに合った食べ方をする必要があるんです。

キャビアの製造方法には『フレッシュ』と『パストライズ』がある

キャビアには2種類の製造方法があり、どちらの処理をしているかによって、かなり味が変わります

  • フレッシュキャビア
  • パストライズキャビア

フレッシュキャビア

フレッシュキャビアは、チョウザメの卵を塩漬けにしただけのもの。

低温の殺菌処理を行わず、塩漬けしたキャビアを数ヶ月熟成させるシンプルな方法です。

一般的にキャビアといえば『フレッシュキャビア』のことをさし、魚卵の濃厚でクリーミーな味と、さわやかな磯の香りを存分に感じることができます。

しかし、新鮮だからこそ保存期間が1ヶ月と短く、値段も高いので、滅多にお目にかかることはありません。

パストライズキャビア

パストライズキャビアは、保存期間を伸ばすために、約60度で20分ほど低温殺菌したキャビアのこと。

低温殺菌することで保存期間が約1年になります。

フレッシュキャビアと比べると塩気が強くプチプチとした食感が特徴です。

もちろんそのまま食べることもできますが、塩気が強いので他の料理にアクセントとして加えるのがおすすめ。

「キャビアが塩辛くて美味しくなかった」と感じた人は、塩気の強いパストライズキャビアを、一気に食べてしまった可能性が高いです。

キャビアには大きく分けて3種類のランクがある

キャビアには『ランク』があり、それはチョウザメの種類によって決まります。

ヤユキ

ここでは代表的な3つのキャビアを解説していきます。

ベルーガ

オシェトラ

セヴルーガ

【ベルーガ】オオチョウザメ

ベルーガキャビアは、チョウザメの中で最も体が大きいオオチョウザメの卵です。

パールグレーや濃いグレーの美しい光沢があり、大きさは直径3.2mm以上とキャビアのなかでも最大級。

なめらかな舌触りと品のある磯の香りが特徴で、『キャビアの王様』と呼ばれるほど味のバランスが整っています。

またオオチョウザメは年間の捕獲量が100匹前後と希少なので、とくに値段が高いことでも知られています。

たしかに値段は高いけど、失敗したくないならベルーガを選んどけば間違いなし。

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【オシェトラ】ロシアチョウザメ

オシェトラキャビアは、体長2mほどのロシアチョウザメの卵です。

少し褐色がかった灰色をしており、魚卵の直径はベルーガより小さめの3mm程度

ヘーゼルナッツのような独特の香りと、舌の上でプチッとはじける食感が特徴です。

ヤユキ

レストランでも使用頻度の高いキャビアです。

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【セヴルーガ】ホシチョウザメ

セヴルーガキャビアは、体長1mほどのホシチョウザメの卵です。

暗い灰色をしており、ベルーガやオシェトラと比べるとかなり小粒

また、他のキャビアより魚卵の味と磯の香りが強いので、好みじゃないと「生臭い」と感じてしまうことも。

ちょっとクセが強いですが、「ベルーガより美味しい」と感じる人もいます。

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キャビアの美味しい食べ方

キャビアは基本的に塩味が強い食材なので、一口で大量に食べても美味しくありません。

筆者も好奇心から、キャビア丼やスプーン山盛りにして食べたりしましたが、やはり一番美味しいと感じたのは3~5グラムずつ食べること。

ヤユキ

少量のキャビアを、口の中でゆっくり味わうのが本来の食べ方です。

キャビアフラッペ

キャビアフラッペ

キャビア本来の味を楽しみたいなら、キャビアフラッペがおすすめ。

キャビアフラッペとは、木製のスプーンにキャビアをのせ、刻んだ玉ねぎゆで卵レモンなどと一緒に食べる料理です。

ヤユキ

シルバースプーンだと、口に入れたときにキャビアと金属の香りが混ざってしまうのでNG

ただし、キャビアが美味しくないと成立しない料理なので、できるならフレッシュキャビアを選びたいところ。

クラッカーにのせて

クラッカーの素朴な味に、キャビアの塩味がアクセントになります。

ヤユキ

サクサクとプチプチの食感は、一度食べたらやみつきに。

クラッカーにキャビアをのせるだけなので、「手間がかからない」というのが最大のポイント。

クリームチーズ生ハムスモークサーモンなどをのせてアレンジすれば、おもてなしや贅沢なおつまみとしても最適ですね。

ヤユキ

辛口の白ワインと相性が抜群。

冷製パスタに添えて

冷製パスタにアクセントとして、キャビアを添えるのもおすすめです。

小麦の風味キャビアの香りは相性が良く、日本人の口にもピッタリ。

ヤユキ

キャビアを添えるだけで、見た目も華やかになりますよね。

ただし、温かいパスタや味の濃いパスタソースと組み合わせてしまうと、キャビアの香りが薄れてしまうので注意しましょう。

肉料理のアクセントに

本来なら肉料理と魚卵は相性がイマイチですが、キャビアだけは特別。

キャビアの塩味と香りが、肉の美味しさをワンランク引き上げてくれます。

ヤユキ

個人的にはステーキ×キャビアの組み合わせが最強です。

キャビアの値段が高い理由

キャビアの値段が高い理由は、チョウザメが絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)だからです。

たしかにチョウザメは養殖することも可能ですが、卵を宿すまでに10年近くかかり、しかも成長するまでオスメスの判別が困難です。

ヤユキ

せっかく養殖したのに「全部オスだった」なんてことも。

それはキャビアに限ったことではなく、世界三大珍味のフォアグラやトリュフも、その希少性から値段が高い傾向にあります。

もちろん、それなりのレストランに行けば食べることはできますが、コース料理ともなれば2~3万円は平気でかかります。

ヤユキ

「お金持ちしか美味しいものが食べられない」という悲しい現実ですよね。

それでも「手ごろな価格で美味しいキャビアが食べたい」という人は、お取り寄せサービスを検討してみるのもアリかも。

お取り寄せするにしても、あまりに無名なところだと品質が怪しいので、個人的には俺のECあたりがおすすめです。

「高級レストランと全く同じ味」というわけにはいきませんが、それでも手頃な値段で美味しいキャビアを食べることができるので、気になる人はチェックしてみてください。

>>【俺のEC】を現役フレンチシェフが実際に注文してみた!

キャビアの偽物に気をつけて

キャビアの偽物で『ランプフィッシュキャビア』というものがあります。

「キャビア」と呼ばれていますが、実際はキャビアそっくりに作った全くの偽物

50グラムで約1,000円と、信じられないほど安いので「キャビアが安く食べられる」と勘違いして購入してしまう人もいるようです。

ヤユキ

「キャビア」って呼ばれてたら、そりゃ本物だと思うよね。

>>【キャビア】偽物と本物の違いは?5秒で見分ける簡単な方法!

世界三大珍味で美味しいのはキャビアだけじゃない

キャビアは他の食材では味わえない、品のある香りと独特な味わいが特徴です。

ヤユキ

『世界三大珍味』と呼ばれるのも納得できます。

そして、同じく世界三大珍味の『トリュフ』『フォアグラ』もキャビアに引けをとらないほどの、気品あふれる味と香りです。

「今まで世界三大珍味を一つも食べたことがない」という人は、この機会にそれぞれの特徴を知って、好みのものを選んで食べてみてはどうでしょうか。

>>【知ってて当たり前!?】世界三大珍味の特徴をフレンチシェフが解説!

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