「ナツメグって聞いたことはあるけど、使ったことない」なんて人も多いのではないでしょうか。
よく「ハンバーグに入れると美味しくなる」って言われていますが、なんで美味しくなるかまで知っている人は非常に少ないです。
これがわからないとハンバーグにしか使えないので使い切れず残ってしまいます。
たしかに香辛料って使い方が難しいイメージがありますよね。
今回はそんな【ナツメグ】について詳しく解説していこうと思います。
この記事でわかること
- ナツメグってなに?
- ナツメグにはどんな効果があるの?
- ハンバーグに入れる理由は?
- ナツメグを入れると美味しくなるおすすめ料理
もくじ
ナツメグってなに?
ニクズクという果実の種子のこと。
固形で使用することは少なく、乾燥させ粉末にして使うのが一般的です。
特徴としてエキゾチックな甘い香りと、まろやかで少しほろ苦い味わいがあります。
また、同じ実からメースという別の香辛料も作られる。
ナツメグにはどんな効果があるの?
まずはナツメグを摂取することで得られる効果について解説していきます。
消化を助ける
ナツメグにはピネンというものが含まれています。
このピネンには胃の働きを整える効果があり、よく胃腸薬なんかにも使われています。
食欲を増す
ナツメグに含まれるミスチリンでは食欲を増す効果があります。
少量取ることで、ほど良い食欲を得られるので夏バテのときなんかにおすすめです。
体を温める
血液の循環を刺激し、体を温める効果があります。
冷え性で悩んでいる人はぜひ試してみてください。
ハンバーグに入れる理由
まずはナツメグを料理に入れるのは
・肉や青野菜の臭み消し
・野菜の甘み香りを引き出す
・ナツメグ特有の香りをつける
が目的です。
これがハンバーグの場合だと、
ナツメグが入ると
- ひき肉の臭みを消す
- 玉ねぎの甘みを引き出す
- ナツメグの甘い香りがハンバーグに加わる
その結果、お店で食べるような本格的なハンバーグになるんです。
ナツメグは加熱することで独特のほろ苦さが消え、同時に甘い香りが引き立っていきます。
なので、料理の仕上げではなく下処理の段階で使いましょう。
注意ポイント
- 加熱してから急激に香りが出るので、加熱する前は香りが無くても大丈夫です。
ナツメグの適切な量
ナツメグは摂取し過ぎると中毒を起こすがあります。
ナツメグは一回の食事で5~10g摂取すると中毒になる危険があるので注意が必要です。
もし中毒になってしまうと、呼吸困難やめまい、幻覚、嘔吐などの症状がでてしまいます。
ハンバーグでの適量は
ハンバーグでの適量は、ひき肉100gに対してナツメグ0.2gです。
ナツメグを多く入れればその分香りは増しますが、5g以上は入れないように注意してください。
子どもの場合は、更に少ない量で中毒を引き起こしてしまうので注意。
ナツメグを入れると美味しくなるおすすめ料理
ナツメグはハンバーグに入れるだけが美味しいくなるわけじゃありません。
他にも相性のいい料理はたくさんあります。
ホワイトシチュー
牛乳の風味をまろやかにする効果があり、乳製品やジャガイモ使った料理と相性抜群です。
グラタン、ドリア、クリームスープ、ジャガイモのポタージュなども、とても美味しくなりますよ。
ロールキャベツ
ハンバーグと同じように、ひき肉の臭みを消しキャベツの甘み味を引き立ててくれます。
フライドチキン
衣に少し加えるだけで、お酒に合うちょっとおしゃれなフライドチキンのできあがり。
かぼちゃコロッケ
ナツメグは、かぼちゃとの相性も良く甘みと香りを引き出してくれます。
玉ねぎとかぼちゃ両方の甘みを引き出してくれるので、食べたときにかぼちゃの風味を強く感じられます。
ビーフシチュー
ナツメグがデミグラスソースのコクを挽きたてて、プロが作ったようなワンランク上の仕上がりになります。
まとめ ナツメグとは
ナツメグとは
- 肉や青野菜の臭み消し
- 野菜の甘みと香りを引き出す
- ナツメグ特有の甘い香りをプラスする
意外と万能調味料なんです。
我が家では残るどころか、いつも使い切ってしまうので常にストックしていますよ。
ナツメグを使って、あなたの料理をワンラックアップさせちゃいましょう。