みなさんはエスカルゴって何なのか知っていますか?
最近ではサイゼリアでも
【エスカルゴのオーブン焼き】というメニューがあるくらい、手軽に食べられる料理になりました。
「味が美味しいから何だか知らないけど食べてる」なんて人も中にはいるはずですよね。
最初に言っておくと
エスカルゴはカタツムリです。
もちろんその辺にいるカタツムリとは品種も育て方も違います。
それでも「えっ!?カタツムリなんて気持ち悪い!もう食べれないじゃん!」
そう思う人もいるかもしれませんが、大丈夫です。
この記事を最後まで読めば、きっとまたエスカルゴが食べたくなりますよ。

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エスカルゴをもっと詳しく

エスカルゴというのはフランス語です。
意味はカタツムリ全般のことを指します。
つまり、フランスでは雨上がりに出没するカタツムリのこともエスカルゴと呼ぶのです。
フランスではエスカルゴを使った料理が普通にどこのお店にもあります。
それくらい庶民にとって馴染みの深い食材なんです。
それに対し、
日本ではエスカルゴとはエスカルゴ(カタツムリ)を使った料理のことのみを指します。
なので、
「エスカルゴとカタツムリは別物」という認識になっているのです。
食べられるエスカルゴの種類
主に僕たちが食べているのは3種類
- リンゴマイマイ(エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ)
- プティ・グリ
- グロ・グリ
その中でもリンゴマイマイは、別名エスカルゴ・ド・ブルゴーニュと呼ばれ、エスカルゴの代名詞とも呼べる品種です。
ですがその希少性から、今は養殖可が可能なプティ・グリ、グロ・グリが一般的に使われています。
食べられるエスカルゴの育て方
餌にブドウの葉や穀物を与え、完全に管理して養殖します。
ですが、知らないうちに余計なものを食べてしまうこともあるため、最終的には1週間ほど絶食させ塩に漬け胃の中を空にしてから内臓を取るなどの下処理がされます。
このように食べるために飼育されたカタツムリがエスカルゴなのです。
エスカルゴの味
エスカルゴは流通するまでに茹でたり殺菌したりと多くの下処理がされているので、ほとんど味はありません。
なのでほとんどの場合、「エスカルゴバター」を使って味付けされているんです。
エスカルゴバターとは
にんにく、パセリ、バターを合わせた香草入りバターのこと。
エスカルゴ料理に使われることから、その名前がついています。

「すり潰したエスカルゴが中に入っている」とかじゃないので勘違いしないでください。

エスカルゴバターをパンにのせて焼けば、ガーリックトーストにもなりますよ。
エスカルゴの食感
食感はコリコリしていて、つぶ貝やサザエなどに近いです。
これはエスカルゴが貝類の仲間だから。
「陸に住む貝」なんて呼ばれていて、巻貝とかの仲間です。
つまり、魚介類に分類されます。

昆虫じゃないんですよ
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その辺にいるカタツムリ食べられるの?

食べられません。
あくまで「エスカルゴ」として流通しているのは、食用に育てられたカタツムリのみです。
食べられない主な理由は2つ。
- 何を食べているかわからない
- 寄生虫が多い
何を食べているか分からない
カタツムリがコンクリートの上にいるのを見たことありませんか?
あれは殻を作るためにカルシウムが必要で、コンクリートを食べていると言われています。
さすがにコンクリートは人間には有害なので、そんなどこで何を食べているわからないカタツムリは危険で食べれません。
寄生虫が多い
その辺にいるカタツムリは、寄生虫が多いです。
多い理由はカタツムリが他の動物に捕食されることで、寄生虫がその動物に寄生することができるから。
そんな目的があってカタツムリには寄生虫が集まってくるのです。
お腹が痛くなるぐらいじゃ済まないので、食用のもの以外は絶対に食べないでください。
見た目より味が大事
エスカルゴが昆虫じゃなくて貝の仲間だってわかるだけで、だいぶイメージが変わりますよね。
せっかく味は美味しいのに「見た目がグロイから食べたくない」なんて思わないでくださいね。
だって僕たちが普段口にしている納豆や刺身だって、海外の人から見れば「気持ち悪いもの食べてるな」って思われていますから。
見た目も大事かもしれないけど、結局のところ美味しいかどうかが重要だってことですよね。