最近インスタなどでよく見かけるバルサミコクリーム。
バルサミコ酢がサラサラとした液状なのに対し、バルサミコクリームは濃度がありトロっとしています。
同じ「バルサミコ」という名前が付いているのに、どうしてここまで違うのでしょうか?
実はバルサミコ酢を煮詰めて濃縮し、砂糖などを加え食べやすくしたものがバルサミコクリームなんです。
これを自分で作ろうとしたら時間もかかるし、バルサミコ酢は焦げやすいので火加減がとっても難しいです。
なので、自作はおすすめしません。
バルサミコクリームはそんな面倒な手間を省き、美味しいバルサミコ酢を食べられるよう開発された調味料なんです。
この記事の内容
- バルサミコクリームの味は?
- どうやって使うの?
- どんな料理と相性が良いの?
バルサミコクリームの味
もともとバルサミコ酢はとても酸味が強いので、ほとんど単体では使いません。
ドレッシングにしたり煮詰めて使うのが一般的なんです。
一方でバルサミコクリームは、どんな料理にも合うよう甘みと酸味のバランスを計算されて作られています。
バルサミコ酢を煮詰めることでその独特の酸味が和らぎ甘みが増していくのです。
そこに砂糖なども加わるため、更に甘味がプラスされます。
なので、とても甘いです。
もちろんバルサミコ酢の風味や独特の酸味もほどよく残っていますよ。
これを自分で作ろうと思っても、なかなかここまで美味しくできません。
それはバルサミコ酢の選び方や、煮詰め加減を見極めるのがとても難しいからです。
プロでもない限り、そこまでして自分で作る必要はないですよね。
よっぽどのこだわりが無い限り、素直に美味しいバルサミコクリームを使うべきだと思います。
僕が働くレストランで使っているのはコレ。
味と風味が良いのはもちろんのこと、値段もお手頃。
注ぎ口が小さいので、必要以上にかけ過ぎないし、好きな形にかけられるのも理由です。
ジグザグにかけるだけでも、かなりオシャレな盛りつけになりますよ。
使い方
そのまま料理にかけて使います。
すぐに焦げるので、くれぐれも加熱しないようにしてくださいね。
バルサミコクリームはトロっとした質感で食材とよく絡むので、完成した料理にかけるソースとして使っていきましょう。
相性の良い料理
バルサミコクリームは甘みと酸味のバランスが良いので、色々な料理と相性が良いです。
その中でもおすすめの料理を紹介していきます。
ステーキ、鶏肉のソテー、豚肉のソテー
牛肉、鶏肉、豚肉の全てと相性が良いです。
もちろんローストビーフなんかにも合いますよ。
バルサミコクリームの酸味が、焼いたお肉の旨味を際立たせます。
上の写真のようにかければ味だけじゃなく、見た目もオシャレに仕上がりますよ。
生ハム、カプレーゼ
カプレーゼや生ハムとも合います。
ポイント
トマト、モッツァレラチーズ、バジルを使ったイタリア料理。
赤、白、緑がイタリア国旗と同じ色なのが特徴。
塩味とバルサミコクリームの甘みが重なると、一気に高級な味わいになりますよ。
バニラアイス
冷たいバニラアイスの甘さと、バルサミコクリームの酸味が合わさりクセになる美味しさです。
高級レストランで出てくるデザートみたいになりますよ。
イチゴやメロンなどのフルーツにも合うので、パフェみたいにして上からかけても美味しいですね。
実際、デザートにバルサミコクリームを使っているレストランも多いです。
おまけ
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僕の働くレストランではフォアグラや鴨肉、子羊肉、鹿肉なんかにもよく使われます。
自分たちが作ったソースより、買ってきたソースの方が美味しいなんて困ったものですw
バルサミコクリームなら料理のアレンジが簡単
バルサミコクリームの特徴はトロっとしていて、味は強い甘みとほど良い酸味を感じます。
使い方は、料理にかけるだけなのでとっても簡単です。
いつもの料理が、見た目も味もグレードアップしますよ。
ちょっとマンネリ化してきてしまった普段の料理にかければ、それだけで新しいレシピの完成。
友達との集まりでオシャレにかければ「プロの料理みたい!」なんて驚かれるはずです。
幅広く使ってみて、自分だけのバルサミコクリームが合う料理を見つけるのも、面白いかもしれませんね。