トリュフバターはテレビで取り上げられ、その美味しさが話題になりました。
しかし、まだまだマイナー商品なので、使い方に関する情報が少ないですよね。
この記事では、今まで10種類以上のトリュフバターを使ってきた筆者が、その使い方とおすすめ3選を紹介します。
ちなみにトリュフバターとは、キャビアやフォアグラに並ぶ世界三大珍味の【トリュフ】と【バター】を合わせた調味料のこと。
口に入れた瞬間に、トリュフとバターの香りが一気に鼻から抜けていく感覚はクセになりますよ。
こんな方におすすめの記事
- トリュフバターを買ってみようか迷っている
- トリュフバターの味や匂いを知りたい
- トリュフバターの使い方を知りたい
- おすすめのトリュフバターが知りたい
もくじ
【結論】トリュフバターのおすすめ3選はコレ!
実際に使って「これは本当に美味しい!」と感じたトリュフバターを3つ紹介します。
詳しい味や使い方などを読み飛ばして、おすすめだけ知りたい人は気になるトリュフバターをクリックしてくださいね。
ここからはトリュフバターについて詳しく解説していきます。
トリュフバターとは
トリュフバターとは、世界三大珍味の黒トリュフや白トリュフを細かくきざみ、バターと合わせた調味料のこと。
生のトリュフは魅力的な香りが特徴ですが、ハッキリ言って自分で調理するのは難しいです。
しかしトリュフバターなら、難しい調理法は必要ありません。
自宅で思う存分トリュフを堪能できます。
値段も生のトリュフと比べると1/5程度なので、コスパが良いのもポイントです。
トリュフバターの味
トリュフバターは有塩バターの味です。
有塩バターとは、食塩が入ったバターのこと。
「トリュフの味は?」と心配になるかもしれませんが、実はトリュフにはほとんど味がありません。
トリュフが世界三大珍味といわれる理由は、その圧倒的な香りからなんです。
トリュフバターの匂い
トリュフバターの匂いは、文字通り【トリュフ】+【バター】の匂いです。
なので、黒トリュフか白トリュフかで匂いが異なります。
黒トリュフの匂い
- 土のような匂い
- 森林の中にいるような香り
- 切った瞬間の木の匂い
- 湧き水のような香り
- キノコのような匂い
白トリュフの匂い
- 濃厚なバターのような香り
- ほのかに動物の匂い
- アーモンドのような香り
- にんにくのような匂い
なかなか匂いを表現するのは難しいですが、ざっくり説明すると
- 黒トリュフは植物性の自然の匂い
- 白トリュフは動物性の濃厚な匂い
本来なら黒トリュフより白トリュフのほうが高価ですが、トリュフバターならそこまで値段の違いは違いはありません。
ちなみに白トリュフの方が匂いを強く感じます。
トリュフの特徴については、別記事で詳しく解説しています。
>>トリュフってどんな味?香りや食感をフレンチシェフが徹底解説!
トリュフバターの使い方
トリュフバターの使い方は、普通のバターと同じです。
トーストに塗ったり、パスタと絡めたり、ステーキにのせたりして使います。
ただし違いが一つだけあり、加熱する調理には向かないこと。
トリュフバターは加熱し過ぎてしまうと、せっかくのトリュフの香りが薄れてしまうからです。
なので、温かい料理に使うときは直前に加えたり、仕上がった状態に絡めて溶かすようにしましょう。
トリュフバターの保存方法
つぎにトリュフバターの保存方法を解説していきます。
- 密閉できる容器で保存
- 使う分だけ素早くカット
- 冷凍しない
- なるべく早く使い切る
密閉して保存
トリュフバターは、必ず密閉できる容器で保存します。
空気に触れている時間が長いと、トリュフの香りがどんどん落ちてしまうから。
あらかじめ使う分だけ取り出し、残りは密閉できる容器で冷蔵庫にしまっておきましょう。
常温にしない
トリュフバターをなるべく常温にしないのも大事なことです。
一度溶けてしまったバターは組織が壊れてしまい、再び冷蔵庫へしまっても同じ形に固まりません。
ザラザラした舌触りになってしまうので、とくに夏場には取り扱いに注意が必要です。
冷凍しない
長期保存するためにバターを冷凍保存している人も多いと思いますが、トリュフバターでは厳禁。
解凍したときに水分が多くなり、風味が薄れてしまいます。
できるだけ長く使いたい気持ちもわかりますが、美味しいトリュフバターを食べるなら冷蔵保存がおすすめです。
なるべく早く使い切る
トリュフバターを美味しく食べられる期間は、開封して1週間です。
一度開封したトリュフバターは酸化しやすく、味も香りも劣化していきます。
なので、開封したら出し惜しみしないで、なるべく早く使い切りましょう。
トリュフバターはどこで買える?
まだまだトリュフバターの認知度は低く、取り扱っているお店はほとんどありません。
輸入食材店で売っていることもありますが、地域や店舗にもよるので、購入するならネット注文がおすすめ。
実物を手に取って選ぶことは難しいので、失敗しないためにも使った人のレビューを参考にしてみましょう。
こんなに美味しいのになんでなんだろ?
トリュフバターは自分でも作れる?
もちろんトリュフとバターがあれば、オリジナルのトリュフバターを作ることができます。
しかし、生のトリュフは値段が高いので、トリュフ塩を使うのがおすすめ。
- トリュフ+有塩バター
- トリュフ+無塩バター+塩
- トリュフソルト+無塩バター
これらの材料をフードプロセッサーで混ぜれば完成です。
撹拌(かくはん)し過ぎると、バターが分離してしまうので注意しましょう。
ここまで作り方を説明しましたが、正直言ってトリュフバターの自作はあまりおすすめしません。
味のバランスが難しいですし、手間もかかるので、特別なこだわりがない限りは完成されているものを選びましょう。
トリュフが大量にあって使い方に困っている!とかなら話は別ですが……
おすすめトリュフバター3選
僕はレストランの厨房で使ったものを合わせると、10種類以上のトリュフバターを使ってきました。
そのなかで、とくに香りがよくて美味しかったものを3つ紹介します。
【サバティーノ】白トリュフバター
サバティーノは、100年以上も世界中にトリュフを輸出しつづけているトリュフのスペシャリスト。
バターには、きめの細かい上積み部分だけを集めた上質な澄ましバターを使っています。
しかも使用しているのは、トリュフの中でも豊かな香りが特徴のビアンケット・トリュフ(春トリュフ)です。
澄ましバターの上品な舌触りと、ビアンケット・トリュフの濃厚な香りは、まさに絶品。
値段は高めですが、個人的には一番好きなトリュフバターです。
メーカー | サバティーノ |
内容量 | 80g |
原産国 | イタリア |
原材料 | バター、ビアンケット・トリュフ |
【サバティーノ】黒トリュフバター
さきほどの白トリュフバター同様、サバティーノが取り扱っている黒トリュフバター。
香りの強すぎないサマートリュフ(夏トリュフ)を使用することで、澄ましバターの風味を生かしつつ、さわやかなトリュフ香りを感じることができます。
これぞ絶妙なバランス。
クリーム系のパスタと相性が良いので、カルボナーラ好きなら一度はためしておきたいところ。
メーカー | サバティーノ |
内容量 | 80g |
原産国 | イタリア |
原材料 | バター、黒サマートリュフ |
【イナウディ】トリュフバター
美食の町で有名なイタリアのピエモンテ州が、その味に絶賛したといわれている、イナウディのトリュフバター。
本場イタリアのトリュフを贅沢に使用しているので、香りが強いのが特徴です。
バターには、やわらかい無塩バターを使用しているので、白米と合わせればトリュフ風味のバターライスを作ることもできます。
無塩バターだから、クセがなく幅広い料理に使えます。
メーカー | イナウディ |
内容量 | 80g |
原産国 | イタリア |
原材料 | バター、黒トリュフ、香料 |
トリュフバターの使い方|まとめ
トリュフバターとは、世界三大珍味のトリュフとバターが、絶妙なバランスで融合した調味料のことです。
「トリュフ」と聞くと、調理法が難しそうなイメージがありますが、トリュフバターなら料理が苦手な人でも簡単に使えます。
自宅で手軽にトリュフの香りを楽しめるので、まだ食べたことのない人は、この機会に試してみてはいかがでしょうか。
他にもトリュフを使った調味料があるので、気になる人はチェックしてみてね。
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