- トリュフ塩って臭いの?
- どんな匂いなのか具体的に教えて!
- おすすめの使い方が知りたい!
フォアグラやキャビアに並び、世界三大珍味と呼ばれているトリュフ。
そんなトリュフの旨味を凝縮し、家庭でも扱いやすくしたのが『トリュフ塩』です。
- 生のトリュフと比べて1/10の価格
- 贅沢なトリュフの香り
- 一振りで料理がワンランクアップ
- どんな料理にも合うから使い方に困らない
- 簡単に使えて料理が楽しくなる
と話題の調味料。
しかし、トリュフは香りが強い食材なので、初めて食べると強烈な匂いに驚くかもしれません。
トリュフ好きには、たまらない匂いなんだけど……
この記事では現役フレンチシェフの筆者が、トリュフ塩の匂いや使い方を解説しています。
すぐにトリュフ塩のおすすめが知りたい人はここからスキップ
もくじ
トリュフ塩が「臭い」といわれる理由
トリュフ塩が「臭い」と言われる理由は、そもそも食べる人がトリュフの香りを知らないから。
トリュフ塩に入っているトリュフは、乾燥させ香りと旨味を凝縮しています。
本来なら「トリュフの濃厚な匂い」となるはずが、食べたことのない人には強烈な匂いに感じてしまうのです。
- ガスのような匂い
- ガソリンのような匂い
- ゴムのような匂い
- プラスチック製品を開封したときの匂い
と口コミを書いている人もいます。
「匂い」って、人それぞれ感じ方が違うからバラバラですよね。
ちなみに、最もトリュフの香りが強いのは開封したとき。
空気に触れると香りが落ち着き、マイルドになっていきます。
使えば使うほど、トリュフの美味しさに気づきクセになっていくはず。
トリュフ塩とは
トリュフ塩とは、乾燥させたトリュフと天然塩を合わせた調味料のこと。
もともとトリュフは収穫時期が短く、採れる数も少ないので、値段が高いです。
そこで、トリュフを乾燥させコストを抑え、手軽に食べられるようにしたのがトリュフ塩の始まり。
それだけトリュフの香りに魅了される人が多いってことだね。
まだまだ日本では高級なイメージがありますが、フランスのスーパーでは普通の塩と並んで売られています。
フランス人にとっては、それぐらい馴染みのある調味料なんです。
またトリュフ塩は、おしゃれな梱包のものが多く、プレゼントやギフトとしても人気があります。
関連【人気のトリュフ調味料】特徴と使い方を解説|ギフトにもおすすめ!
トリュフ塩の種類
トリュフ塩には『岩塩』と『海塩』の2種類があります。
岩塩
- 海水が結晶化したもの
- 粒が粗くガリガリした食感
- 水に溶けにくい
- 塩の旨味が凝縮されている
肉やサラダと相性が良く、食感を加えることで料理にアクセントをつけます。
海塩タイプ
- 家庭で普段使っている一般的な塩のタイプ
- サラサラしていてる
- 水に溶けやすい
- ミネラルを多く含んでいる
- 塩気を強く感じる
魚料理や煮込み料理など、加熱するときには海塩が最適。
トリュフ塩は白と黒で香りが違う
トリュフ塩には「白トリュフ」と「黒トリュフ」を使ったもがあり、それぞれ香りが全然違います。
白トリュフ塩
- 濃厚なバターのような香り
- ほのかに動物の匂い
- アーモンドのような香り
- ニンニクのような匂い
黒トリュフ塩
- 土のような匂い
- 森林の中にいるような香り
- 切った瞬間の木の匂い
- 湧き水のような香り
白トリュフは動物性、黒トリュフは植物性の香り。
トリュフ塩をふりかけるだけで、いつもの料理がワンランクアップします。
また、容器が小さく持ち運びにも便利なので、キャンプやバーベキューにも最適です。
トリュフ塩をもってたら、料理できる人みたいでカッコイイですよね。
「もっとトリュフのことが知りたい」という人は、別記事で詳しく解説しています。
関連トリュフってどんな味?香りや食感をフレンチシェフが徹底解説!
トリュフ塩の上手な使い方
トリュフ塩を上手に使うコツは、料理によって黒トリュフ塩と白トリュフ塩を使い分けることです。
黒トリュフ塩は加熱して使う
黒トリュフ塩は料理の途中で加え、加熱して使うのがおすすめ。
もともと黒トリュフは火を通すと香りが強くなる性質があるからです。
もちろん、そのままでも食べられます。
食材の下味や炒め物に使えば、いつもの食事が高級感ある料理に変わりますよ。
白トリュフ塩は仕上げに使う
白トリュフ塩は加熱せず、料理の仕上げに使うのがおすすめ。
白トリュフは、加熱すると香りが格段に落ちてしまうからです。
使い方が黒トリュフと反対なんですよ。
完成した温かい料理にふりかければ、白トリュフの香りが一瞬で部屋中に広がります。
デザインがおしゃれなトリュフ塩3選
ここまでトリュフ塩について説明してきましたが、実際に使うとなると種類も多いので、どれを選んだらいいか悩みますよね。
そんなときはデザインがおしゃれなものを選んでみるものアリ。
実際に使ってみて、美味しい+梱包がオシャレだったものを紹介します。
タルトゥフランゲ 白トリュフ塩
おしゃれな専用の箱が付いている、タルトゥフランゲの白トリュフ塩。
白を基調とした高級感のあるデザインは、もはや「インテリア」に近いです。
ギフトや贈り物としても人気があります。
最高級のアルバ産白トリュフを使用しており、トリュフ塩の中でも香りは別格。
値段は高めですが、筆者的には一番のお気に入りです。
内容量 | 30g |
原産国 | イタリア |
原材料 | 食塩、トリュフ、香料 |
ジャパンソルト トリュフソルト
シンプルなデザインなので、落ち着いた雰囲気のキッチンと相性が良いです。
トリュフ塩ブームの火付け役になったともいわれ、シンプルな見た目からは想像もできないほどの濃厚なトリュフの香り。
- 塩 → フランスのゲランド産
- トリュフ → イタリアのピエモンテ産
食材の産地にまでこだわっているからこそ、リピーターも多く人気があります。
白、黒がセットなので、自分好みに使い分けられるのもポイント。
内容量 | 25g |
原産国 | イタリア |
原材料 | 食塩、トリュフ、香料 |
ロイヤルトリュフソルト 黒トリュフ
ピンクソルトを使用した一風変わったトリュフ塩。
鮮やかなピンクソルトに真っ黒なトリュフが印象的で、見た目の高級感を演出してくれます。
トリュフの香りは控えめですが、ピンクソルトにほんのり甘みがあり、どんな料理とも相性が良いです。
内容量 | 50g |
原産国 | イタリア |
原材料 | 食塩、トリュフ、香料 |
すぐにできる!おすすめの食べ方
ここでは筆者がトリュフ塩を使って、とくに美味しいと思った食べ方を紹介します。
- てんぷら
- ステーキ
- 炒飯
- オムレツ
- フライドポテト
- おにぎり
てんぷら
てんぷらにトリュフ塩をかけて食べます。
衣の風味とトリュフの香りが相性抜群です。
和食と洋食のコラボレーションは、まさに料亭の味
とくに魚介系の天ぷらが合いますよ。
ステーキ
トリュフ塩をかけただけで、いつものステーキが高級レストランの一皿に大変身します。
噛めば噛むほどトリュフの香りと肉汁の旨味が混ざり合い、飲み込むのがもったいなく感じるほど。
下味でかけるなら黒トリュフ塩、仕上げにかけるなら白トリュフ塩がベスト。
炒飯
いつもの炒飯も、トリュフ塩を使えば洋食の一品に変わります。
味は炒飯というより、ピラフの味に違いかも。
マンネリ化した炒飯が、簡単にアレンジできちゃいます。
オムレツ
トリュフ塩とたまご料理も相性が良いです。
完成したオムレツに白トリュフ塩をかければ、なんともいえない高級な香りに。
目玉焼きでも美味しいですよ。
フライドポテト
マクドナルドで塩なしのフライドポテトを注文し、家で白トリュフ塩をかけて食べる。
優勝です(笑)
だたし冷めてしまうと微妙なので、できるだけ温かいうちにかけるのがポイント。
おにぎり
意外かもしれませんが、トリュフとご飯も相性が良いです。
炊きたてのご飯でおにぎりを作り、サッとトリュフ塩をかけて食べます。
味は洋食っぽくなるので、みそ汁よりスープの方が合います。
市販のコンソメスープと混ぜて、リゾットにするのもおすすめです。
トリュフ塩のまとめ
トリュフ塩の匂いは、乾燥トリュフの凝縮された香りです。
臭くありません。
- 乾燥トリュフと天然塩の調味料
- 塩の種類は『岩塩』『海塩』
- トリュフの種類は『白』『黒』
- 黒トリュフは加熱、白トリュフは仕上げに
- 生のトリュフと比べて1/10の価格
トリュフ塩は、手軽にトリュフの香りを堪能できる調味料です。
使い方も普通の塩と変わらないので、とても簡単。
まだトリュフを食べたことがない人は、この機会に世界三大珍味のトリュフを堪能してみてはいかがでしょうか。